多様な働き方

NHK「ねほりんぱほりん」担当ディレクターが語る、多様な距離感との向き合い方

キャリア

2020年12月22日 転載元:Meet Recruit

NHK「ねほりんぱほりん」担当ディレクターが語る、多様な距離感との向き合い方

ギャンブル依存症、元薬物依存症などの顔出しNGなゲストにいかに率直に話してもらい、番組を通じて視聴者に何をどう伝えるのか。NHKディレクター山登宏史さんに聞く、人との「距離感」。

現代の社会における「ほどよい距離感」とはなんだろうか。

デジタルテクノロジーの進化により物理的に離れた人同士が気軽にコミュニケーションできるようになる一方、リアルな場での対話の大切さも見直されている。スマートフォンやスマートスピーカーに喋りかけることで情報を得たり、ロボットを愛でたりすることが人々に受け入れられ、人と物の距離感も縮まった。「人と人」や「人と物」などさまざまな距離感のこれからについて考えていきたい。

今回お話を聞いたのは人形をつかったNHKのトークバラエティ番組「ねほりんぱほりん」のディレクター 山登宏史さん。この番組は「偽装キラキラ女子」「痴漢えん罪経験者」「児童養護施設で育った人」「元詐欺師」など存在は知っていても、身近にはいなかったり、わざわざ名乗り出ることがないような人々をゲストに迎える人気番組だ。コロナ禍ではセットも収録現場もソーシャルディスタンス対応をしながら制作に臨み、2020年10月からシーズン5がスタートしている。

ゲストはブタの人形に、聞き手の山里亮太さんとYOUさんはモグラの人形に扮して繰り広げられる赤裸々なトークを通じて、日常とは距離のある経験や考えを知ることができる。山登さんは、顔出しNGのゲストや、視聴者との距離感をどのように考えているのだろうか。番組づくりの裏側や哲学を聞いた。

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