社会的責任への取り組み

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環境ビジョン・
環境マネジメント

2010年4月、4つの取り組みを約束する環境ビジョン「more eco more smile(モアエコ モアスマイル)」を定め、事業や商品・サービスを通じて、地球環境保全活動の輪を広げ、持続可能な社会の実現の貢献に努めてきました。

more eco more smile

リクルートの環境ビジョン「more eco more smile」

私たちリクルートは、
かけがえのない地球の一員であることを認識し、
従業員一人ひとりが、環境に配慮した事業活動を行います。

地球環境保全に対する思いをもっともっと大きく育て、
多くの人が笑顔になる世の中にしたい。

そのために、
事業や商品・サービスを通じて、
地球環境保全活動の輪(エコ・スマイル)を
広げていきます。

4つの取り組み内容

私たちは、環境法規制等の順守はもちろんのこと、以下4つの取り組みを行い、継続的に地球環境の改善に努めます。

1. 事業を通じた環境保全活動

リクルートグループの全ての事業や商品・サービスを通じて、カスタマーをはじめとした全てのステークホルダーに対して、環境保全の意識向上につながる情報を積極的に提供いたします。また、環境保全活動の取組み内容と成果を、定量的に測定し、報告します。


2. 気候変動防止の取り組み

オフィスで排出される温室効果ガス(電気エネルギーや化石エネルギー由来)はもとより、事業活動におけるバリューチェーン全体で排出される温室効果ガスを算定し、取引先と協働して、積極的に温室効果ガスの削減に取り組みます。


3. リサイクル・省エネルギー・汚染防止・生物多様性保全の取り組み

オフィス及び事業活動におけるバリューチェーン全体の、あらゆる段階の環境負荷を把握することに努め、取引先と協働してリサイクル活動の推進、省エネルギーとエネルギー効率の改善、環境汚染の防止、節水、並びに生物多様性の保全に積極的に取り組みます。


4. 従業員の環境意識醸成・行動支援

従業員一人ひとりの環境保全に対する意識が向上し、日常生活や事業活動において積極的に環境に配慮した行動や提案ができるように支援を行います。
本方針にて定めているバリューチェーン全体(注2)における取組みを推進する際には、ISO14001に基づく環境マネジメントシステムを反映しています。また、継続的に社内外のステークホルダーと共に環境課題について議論し、本方針及び取組みへの意見を受け、改善を進めています。

(注) 2010年4月1日制定(2023年1月25日修正)

(注2) バリューチェーンには、従業員の出張や通勤、商品やサービスの購入・調達、運輸・物流などが含まれる

4つの取り組み一覧

2010年の環境マネジメントシステムの導入をきっかけに、取り組みの項目をより細分化いたしました。

環境ビジョン行動指針 取り組み項目 活動詳細
①事業サービスを通じた環境保全活動 事業サービスを通じた活動
  • 特集記事などでの環境情報発信
  • 環境配慮型サービスの提供
  • クライアント・カスタマー参加型の環境保全活動等の活動
②気候変動防止の取り組み リクルート全体 GHG排出量算定・モニタリングと削減施策の遂行
情報誌での活動 配本効率、残部リサイクル率の徹底管理
ネットサービスでの活動 データセンターの集約化
事業拠点における再生可能エネルギーを使用した電力への移行 ビルオーナーの方々との協働
③リサイクル・省エネルギー・汚染予防・生物多様性保全の取り組み リサイクル・生物多様性保全
  • 製紙・印刷段階における、取引先との協働
  • 植林事業への参画
④従業員の環境意識醸成・行動支援 環境意識醸成
  • オフィスでの環境負荷低減
  • オフィス作りでの省エネ・省資源
  • コンプライアンステストでの意識啓発
  • eco検定取得支援

環境についての監督責任

取締役会は、気候変動を含む環境に関する監督機関を担っています。年に2回、取締役会の諮問機関としてサステナビリティ委員会(CEO、サステナビリティ担当取締役、サステナビリティ担当執行役員、各SBU長、社外サステナビリティ委員、サステナビリティ担当部署が参加)が開催されます。
そこで、気候変動を含む環境に関する戦略、行動計画、事業計画、リスクのアセスメント評価、目標設定、目標への進捗状況の報告が議論されます。サステナビリティ委員会にて決議された事項は、取締役会にて最終決議されます。取締役会では、気候変動などに関する目標への進捗をモニタリングし、目標に関する進捗の監督責任を負います。
またサステナビリティ担当取締役が、情報開示に関する責任を持ち、方針の実行はサステナビリティ担当執行役員へ責任譲渡しています。

環境マネジメントシステム(ISO14001)の認証取得

環境ビジョンでお約束した4つの取り組み内容を着実に実施していくために、2011年3月、環境マネジメントシステム(ISO14001)の導入を行いました(登録番号:JMAQA-E831)。毎年内部監査を行うとともに、認証登録維持のために外部審査員による審査を受けております。

私たちの商品・サービスのライフサイクル全体とそれを生み出す事業活動が地球環境に与える影響を改めて評価し、把握しています。関連する環境法規制の順守はもちろんのこと、推進体制の整備や推進マニュアルの制定、4つの行動指針の具体的な実施目標と実施計画を立て、定期的に進捗をチェックする仕組みにより取り組みを継続していきます。

【ISO14001認証の国内取得範囲】

ISO14001の更新審査の過程で、気候変動に関する事項を毎年、取締役会に報告しています。

・リクルートホールディングス
・リクルート本社
・スタッフサービス・ホールディングス本社
・スタッフサービス本社
・テクノ・サービス本社
・リクルートスタッフィング本社
・リクルートマネジメントソリューションズ本社

※社名は最新の登録証発行時(2023年1月)当時のものとなっております。

環境省より「エコ・ファースト企業」として認定

2011年4月21日、環境省が創設した「エコ・ファースト制度」において、情報サービス企業のトップランナーとして、「エコ・ファースト企業」の認定を頂きました。

さまざまな新しい価値や出会いを社会に提供する企業として、自らの環境負荷削減に積極的に取り組むことはもとより、事業や商品・サービスを通じて地球環境保全の輪(エコ・スマイル)を広げる取り組みを今後も進めていきたいと思います。

エコ・ファースト

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